初音ミクを聴いていたらオタクなのか

まあアニメ感想ばかり書いている私が言っても説得力皆無ですが、
ミク=オタクのものと考えている人は、洋楽=アヴリルと思っているくらい無知な人です。
同時にニコニコ動画=オタクが見るものと思っている人は、2ちゃんねる=犯罪予告掲示板と思っているくらい偏見のある人です。
  
初音ミクは合成音声ソフトで、人間が歌わずとも音楽にボーカルを入れることができます。
もちろんこれが大ヒットした理由はパッケージイラストにあるわけですが、現時点では一つのタグとしての意味しか持ちません。
つまり、どんなサウンドであれ「初音ミク」というタグをつけてやることで、一般化でき、多数の人の耳に届く可能性が出てくるわけです。
どんないい曲を作っても無名のアーティストなら話題にならないのと同じように、
ニコニコ動画上に自分が歌った曲を投稿したとしても、なかなかリアクションは得られないでしょう。
しかしミクに歌わせることによって、最初から一つのハードルをクリアし、
またそれが歌い手や絵師に気に入られ2次創作が広まれば、一つの曲で一気に知名度を上げることもできます。
ミクに限らずボーカロイドというのは、そういった純粋に音楽の力で勝負できる場をネット上に作り上げたと言えます。
 
さらに、レコード会社やプロデューサーからの制約等が全く無い環境で作られた音楽なので、本当に自由で独創的な曲が溢れています。
まあ私の場合、ミク曲とインストの割合は2:8くらいですが、
今はなかなか再生数も伸びないニコニコインディーズの曲などが、ボカロ曲と対等に聴かれる日が来ればいいなと思います。
とりあえず少しでも偏見がある人は、これでも聴いてみやがれです・x・v