音楽観を変えうる１曲　[歌和サクラメルトband-edition]

実は去年の春までは、洋楽オンリーの結構なフリークでした。
それこそ、パンク、エモ、インディ、ブルース、ハードコア、シューゲイザー、テクノ、ドラムン、エレクトロニカと・・・
　
それを変えるきっかけとなったのは「けいおん」でした。
アニメの内容自体は結構しょうもないんですが、
「ふわふわ時間」のギターアレンジのカッコ良さは、
私の中から「アニソン」だとか「所詮日本の〜」という不浄な先入観を取り去るのに十分なものでした。
そこでニコ動でけいおんの「弾いてみた」などを検索しているうちに、
一つの決定的な曲に出会いました。
　

　
それが「歌和サクラ　メルトband-edition」です。
これはその昔ビョークを初めて聴いたときと同じような衝撃でしたね。
ギター、ベースの曲を通じて素晴らしいアレンジと、
サクラさんの可愛らしくも力強く、時に儚い、唯一無二の歌声。
ヘッドホンをして何度も何度もリピートしました。
たくさんの人が原曲をアレンジし、演奏し、歌い、そこで到達したこの奇跡。
プロのＣＤで聞ける完成されたものとは違う、
進化する可能性というのに、すっかり私の脳みそはやられてしまいました。
　　　
はっきり言ってニコ動の数多の投稿の中から宝石を見つけ出すのは大変です。
特に「歌ってみた」では、上手いと言われている人でもカラオケレベル・・・
しかし、ごく稀にこんな神曲があるから、やめられないですよね。