平凡ポンチ (1〜4) ★
- 作者: ジョージ朝倉
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/04/30
- メディア: コミック
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商業的でないということと、好き放題描くということは違います。
この作品はせっかくアイデアはよかったのに、好き放題描き過ぎたために、駄作になってしまった悪い例です。
あらすじは、自主制作映画の監督として崖っぷちの主人公と、女優志望の貧乳少女が、はずみで人を殺してしまい、映画を撮りながら逃避行するというお話。
なんか上手く脚本書き直してアイデアをいい方向に活かせれば、面白い映画が撮れそうな感じ。
ただ、この漫画においては少女の「巨乳に対する憧れ」が不必要に描かれ、せっかくのいいアイデアをぶち壊しにしています。
シリアスなシーンはさすがにこの作者だけあって迫力あるのですが、無駄なギャグシーンや、もはや夢世界のような突拍子もない展開のせいで、全てが陳腐に見えます。
まともな編集がつかなきゃ、漫画家ってのはこういうものを描くのかねえ?
とりあえず文句なしの駄作。