ボカロに関してアスキーで興味深い記事がありました。

こちらのページをご覧ください。
http://ascii.jp/elem/000/000/519/519142/
 
簡単に概要を書くと、プロの音楽プロデューサーの佐久間なんちゃら氏が、
twitterで毎日音楽をアップしているんだけど、最近それにボーカロイドで歌を付けたものが加わったということ。
 

ここで言及されていることは、ボーカロイドは誰もが平等に好きな音楽を作れる(※ここが重要)ツールであるということ、
もう音楽著作権なんていうものは形骸化してしまっているということ、
今後音楽で食っていくためにはどういうアプローチが必要かということなどです。
  
時代やリスナーに迎合することなく音楽発信ができる反面、あくまで趣味的なものに終わってしまい、商売にはならない。
 
例に出されているRadioheadのインターネット配信(ダウンロード利用者が自発的に価格を決める)において、
バンドはレコード会社を通すことなく自分たちに直に利益が入ってくることによって、従来よりもかなり多くの収入があったそうです。
これはRadioheadという規格外のバンドだったからこそ効果があった手法という見方もありますが、
やはり今後のインターネット社会における音楽配信のあり方について考えるヒントにはなります。
(i-tunesストア等との違い分かりますよね?)
 
佐久間氏も述べられていることですが、とりあえずダウンロードしてみて、
その曲が気に入って、アーティストを応援したいと思ったときに、
気軽に「事後的に対価を支払うシステム」、もしくは最高音質版を有料でダウンロードする、(いわば活動支援金のような)
などの方法を取ることができれば、もっと多くのボカロPが作品によって収入を得ることができるようになります。
 
ニコ動のコメントでもよくありますね。
「振込先教えてください」とか、「これはお金を取るべき」とか。
 
実際ネットだからってタダで聴きたいだけじゃなくて、
やはり自分が本当にいいと思ったアーティストは何らかの形で応援したいというのがファン心理でしょう。
ついでに言うと、好きな曲だとできれば高音質で聴きたいというのもありますね。
その辺を利用(というと言葉は悪いけど)して、製作者に金銭で還元するシステムはやはり必要ではないかと思います。