俺の妹がこんなに可愛いわけがない(6) ★★★★★

こ、これは萌え死んでしまうぜ…ッッ!!

はい、俺の妹の6巻です。
黒猫メインだった5巻に比べ、この巻ではキャラ全員集合といった感じになっています。
必然的に黒猫の出番は少なくなるので、それが寂しいっちゃあ寂しいんですが…(この一文がもう既に病気)
 
内容を述べるのは無理があるので、細々と感想を。
とりあえず、ツッコミが上手い。
ツッコミが上手いということは、イコール会話のテンポがいいということです。
間とか、空気とかまで伝わってくるような、絶妙の描写力です。
恐らく一般小説の読者が見ると異様と感じるであろう表現がてんこ盛りですが、まあいいんです、面白ければ。
京介と会話相手との関係、またその相手が京介をどういう風に見ているのかが、
言葉の端々や、言葉に詰まるちょっとした間に垣間見えます。
 
この巻でラブ方面での大きな進展と言えば、あやせの着信拒否の解除、そして沙織の素顔見せです。
あやせとの会話の中で京介は、本気か冗談か「俺っておまえのこと大好きだしな」なんて言ってしまってますし、
沙織に関しては元々高感度MAXな上に外見でもストライクゾーンど真ん中というわけで…
アレ、黒猫さん、一気に影が薄くなってしまいました……
 
個人的にはあやせのデレが見たいので、そっち方面に進展が欲しいかな〜なんて。
(私の場合桐乃ルートは1%も頭にないのだけど、残念ながら他の女とくっつくのはないんだろうな〜)
 
う、うーむ。この本を読んでいると、完全に思考回路が京介にリンクしてヤバい方向へ突っ走っていってしまいますね。
とにかく、この作者の場合、キャラネタだけで笑いを取りにいっているわけではなさそうなので、
結構長期スパンで続いても安定した面白さが維持できるような気がします。
問答無用でお勧めのシリーズですね。